
MAGAZINE
ライフスタイル
コロナの影響で東京離れが起きている?田舎に移住をする前に確認したいこと
コロナウイルスによる出社回数の減少やリモートワークの増加によって、家賃の高い都心から郊外に移住する人が多くなっています。移住に関する記事や田舎暮らし特集等も多く組まれ、移住を身近に感じている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな移住に焦点を当てて行きたいと思います。
コロナ禍で東京から転出している人が増えている?
日本政策投資銀行が総務省の「住民基本台帳人口移動報告」を基に行った分析によると、コロナウイルスが蔓延する前の2018年には東京へ転入してくる人が13万6000人となり、東京圏には日本の人口の29%を占める約3700万人が住み人口が一極集中していました。
しかしコロナ禍となる2020年以降は東京への転入者が大きく縮小しています。
2018年~2019年上期の東京への転入者が75万人だったのに対し、2020年~2021年上期の転入者は69.8万人となり、約1年の間で5万2000人の減少となっています。
一方で、2020年~2021年上期の転出者は64.1万人となり、2018年~2019年上期が60.1万人だったので転出者は4万人の増加となっています。
人気の転入先、どこが多いの?
東京圏の転入が減少したことにより、転入者が増加している都市として最も人気なのは大阪府大阪市となりました。2位の東京都特別区部(23区)の対前年増減数は大きな減少を見ることができます。

参照:住民基本台帳人口移動報告
さきほど東京都からの転出者は4万人増加していると言いましたが、そのうち2/3にあたる2万6000人は北関東の茨城県や栃木県、中部地方の長野県や静岡県となっていて、東京から比較的アクセスの良い地域に集中していることが分かります。
移住する理由は?
コロナ禍でテレワークが普及し出社日=出張のような感覚になりつつあります。
感染の長期化で家で過ごす時間が長くなり自宅周辺の環境に求める条件が変わり、家族との時間を多くとれるようになったことでより子育て環境の良好な土地を求めたり、人混みを避けられる場所を求めたりするようになってきています。
最近では、人口が減少している地域の自治体の中には移住支援金制度や相談会等の移住者を積極的に受け入れる制度を取り入れているところも多くあります。

田舎に移住したい!でも何からすればいいの?
その1 どんな目的で移住しようか整理しよう
なぜ移住したいのが考えてみてください。例えばおうち時間が長くなりもっと広く家賃の安い家に住みたい、子供のために自然が豊かな場所へ移りたい、人混みに疲れてしまった等々人によって理由は様々だと思います。どんな理由でも構いません。まずはその目的が一時の感情ではないかと自問自答してみてください。
その2 候補地域の情報を収集しよう
目的を明確化し移住候補地を定めたらその地域の情報を収集してみましょう。まずは空き家情報バンクや道市町村営の住宅情報、医療機関の数やUIターンサポートデスク、幼稚園や保育園の環境など目的に合った情報を収集し、その後不随する他の情報も集める様にしていきましょう。
その3 候補地に旅行かワ―ケーション体験をしてみよう
一度も行ったことのない場所を候補地にするのはリスクが高くなります。まずは候補地に旅行かワ―ケーションをしてみてその地域で目的が達成できるのか、自身が移住しているイメージを持つことができるのかを確認してみましょう。
その4 地域の移住相談窓口に相談してみよう
地域の移住相談窓口はとても親身になって相談にのってくれるので、心配事などを話してみるといいでしょう。それ以外にも地域おこし協力隊募集に応募してみたり移住相談会などのイベントも実施しているので参加してみても良いかもしれません。
その5 仕事や家を探してみよう
移住が出来たからといってそれがゴールではありません。自分に見合った仕事が見つかるのか、円滑にテレワークを進めることができるのか、満足する住居に住むことができるのかなど、移住先で充実した生活が行える環境を自身で整えていきましょう。
その6 移住前にお試し移住してみよう(約1~3ヶ月)
旅行者目線ではなく移住者目線で地域を体験できるお試し移住やロングワ―ケーションなど、移住前に1~3ヶ月のプチ移住をしてみることでよりリアルな移住計画をたてることができます。Workationsでは、長期滞在できる宿も紹介しておりますので、ぜひ探してみてください。
自分に合った理想の暮らしを見つけましょう
移住にはメリットも沢山ありますがその反面デメリットももちろんあります。
まずは実際に移住した人の口コミを確認し両面を理解したうえで移住計画を進めてみましょう。そして自分に合った理想の暮らしを自身で構築していきましょう!
OTHER
その他の記事
ワーケーションは、目的から手段へ。
リモートワーク/テレワークという
新しい働き方だから可能になる
新たな旅、新たな体験をデザインする。
-
- MAIL MAGAZINE
- メルマガでおすすめの滞在先のご紹介
-
- MY PAGE
- あなたの行った/行きたいワーケーション先保存
-
- COUPON
- 会員限定のクーポンなどの特典が発行 (不定期)