INFO
...

MY ACCOUNT

monitor yoko | Workations(ワーケーションズ)

MAGAZINE

体験レポート

湯治旅館で体験する「睡眠×温泉モニター」【体験レポート】

2024年1月30日
Written By Workations事務局
KEYWORDS

テレワーク

ワーケーション(Workation)

地方

旅館

温泉

湯治

瞑想

こんにちは。Workationsを運営している、株式会社MOLEのデザイナーのMです。

2023年の12月中旬に、Workationsに掲載させていただいている、旅館大沼さんの睡眠×温泉の実証事業モニターに参加してきました。
この記事では、旅館での滞在の様子などについてレポートを書いていこうと思います。

現代湯治の宿「旅館大沼」

旅館大沼さんは、宮城県大崎市で120年の歴史をもつ老舗の湯治宿です。

なんと言っても最高なのは、気分に合わせて選べる多彩なお風呂。離れにある極上の貸切露天風呂「母里の湯(もりのゆ)」をはじめ、8つの個性あるお風呂が楽しめます。
8つあるお風呂のうち5つは貸切可能なため、一人でものんびり楽しむことができます!

泉質が重曹泉のため、硫黄の香りがしないのが特徴的。代わりに大地のような自然の香りを楽しむことができます。

全館全室高速Wi-Fiが利用でき、お部屋でのワークはもちろんのこと、オプションで新しくリノベで誕生したサロンや、離れの山荘も使用することができ、非日常なワーケーションにぴったりです。

<ラウンジささらぎ>
百年ゆ宿 旅館大沼

大崎市

鳴子温泉字赤湯34

宿を確認する

宿の公式サイトはこちら:https://www.ohnuma.co.jp/

これまでに2泊3日の現代湯治や、湯治×ファスティングプランのLPを作成していますので、そちらも合わせてご覧ください。
(今回、私はファスティングにも挑戦しております…!)

「温活×腸活」プログラムはこちら:https://www.ohnuma.co.jp/fasting/

「湯治ワークin鳴子」特集ページはこちら:https://lp.workation.app/lp/toujiwork-naruko?_gl=1%2a1jy24b1%2a_gcl_au%2aOTA1NTE4NTIyLjE3MDM2NTM3OTQ.

今回の目的

旅館大沼さんが「温泉に行くとなぜかぐっすり眠れる」という現象について、株式会社JTB総合研究所や株式会社S’UIMINと協力し、「睡眠」×「温泉」の実証事業のモニターを募集していたため、そちらに参加してきました。

※本事業は、掲載産業省「令和5年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業(ヘルスケアビジネス創出推進等事業)地域ヘルスケアビジネス水平展開等推進事業」(株式会社日本総合研究所委託)に採択されました。

睡眠計測は、株式会社S’UIMINの開発した「InSomnograf(インソムノグラフ)」を使用します。

日常(自宅)と湯治(宿)で2晩ずつ計測し、その計測結果は器具を充電することで分析機関に送られ、医師監修の睡眠レポートとして後日フィードバックされます。

InSomnografの詳細はこちら:https://www.suimin.co.jp/

これまで睡眠に不満を持ったことはありませんでしたが、自分の睡眠が数値化されることにワクワク。

自宅での計測で、初日は器具をつけて寝ることに少し違和感があり、夜中に何度か目覚めてしまったのですが、次の日には慣れたのか、特に問題なく就寝できました。自宅での計測結果は旅館で分かります。

1日目

東京から新幹線と陸羽本線を使い、約3時間で最寄駅・鳴子御殿湯駅へ到着。

リノベした新和室でワーク

今回は、2023年2月に全面リニューアルした、木造本館にある和室「新和室・松」に宿泊させていただきました。

昔ながらの天井はそのままに、地元の木材をたっぷり使ったそうです。木の良い香りがするお部屋は、リラックスにはぴったり。
トイレや洗面もついているのも嬉しいポイントです。

やつれず健康的な断食を体験

モニターでは、食事付きとファスティングの両方に対応していたため、これを機に体内もリセットしようとファスティングプランを選択。

ファスティングというと「何も食べないのは辛い」と思う方もいらっしゃると思いますが、旅館大沼は食べても良いんです!

もちろんなんでもいいというわけではなく、「腸内細菌の大好物だけ」を食べます。
消化を最小限休め、代謝を最大限に高めるために考え抜かれた断食用レシピ。

食事の時間に提供される断食レシピのほか、チェックイン時に、断食中にも楽しめるお茶や、口が寂しくなった時用の梅干しなどが入ったカゴをもらえます。

<1日目 夜ご飯の断食サラダ>

ファスティングは、旅館大沼が販売している「温活×腸活」プログラムでも体験できますので、気になる方がいましたらぜひリフレッシュにどうぞ!

「温活×腸活」プログラムはこちら:https://www.ohnuma.co.jp/fasting/

自宅での睡眠検査結果「睡眠評価レポート」

湯守の方が、自宅での計測結果について、レポートの紙と共に説明してくださいました。

「睡眠評価レポート」では、測定結果に加え、自分の睡眠状態や睡眠専門医からのアドバイスが掲載されているのですが、なんと、2日間とも上位20%のスコアで、「とてもよく眠れています」と褒められてしまいました!

旅館に来て非日常を味わうことで、より高いリラックス効果、より良い睡眠につながるとのことで、明日はアクティビティにも参加してみます。

身体を芯から温める名湯

仕事の合間を見て温泉に。

旅館内には7つもの温泉があるため、まずはどこから行こうかと迷ってしまいます…。(なんて贅沢な悩み…)

湯治は、日常のお風呂のように長いこと入るのではなく、短い時間で繰り返しするものため2泊3日でも、全てのお風呂を楽しむことができますよ!おすすめは1日に2〜3回です。

<女性専用『天女風呂』>

迷いに迷った結果、まずはこちらの温泉に。昔から「婦人名湯」と語り継がれてきた純重曹温泉「大沼の湯」が注がれる女性専用のお風呂は、まさに入浴する「美容液」です。

入ってみてびっくり。お湯が軽く、包まれるような感覚なんです。

旅館の湯守の方が、「お湯は浸かるのではなく、まとうもの」とおっしゃっていたのですが、その意味を実感できました。

長湯をしないようにと、ほんの数分入浴しただけなのですが、身体の芯までポカポカに。
温泉のエネルギーを感じました。

<灯りの湯>

天女風呂と同じ、美肌の自家源泉「大沼の湯」を注いだ貸切風呂です。こじんまりとしたお風呂で、1人サイズでゆったりと過ごすことができます。

なんだかホッとするような空間で、私のイチオシお風呂です。

2日目

温泉に入ってリラックスできたのか、ものすごくいい目覚め。

起床後に簡単なアンケートに答えるのですが、眠気まなこを擦らずとも回答することができました(笑)。

2日目は仕事を少し脇に置き、温泉を堪能。湯治ワークに来られる際は、あまりハードな仕事を持ち込まないことをおすすめします。

ファスティングも楽しめる!特製玄米甘酒スムージー

2日目の朝昼夜の食事は、旅館大沼オリジナルの玄米甘酒スムージです。

有機栽培で作られた惣兵衛米を使って製造した玄米甘酒に、季節の果物と豆乳、有機アップルビネガーを加えたものです。

甘酒には少し苦手意識があったのですが、こちらは手作りだからかとても優しいお味で、果物の甘さもあり、驚くほど美味しく飲めました。(もう一度飲みに行きたいくらいです…!)

3食スムージーでしたが、お腹が減って動けないなんてことはなく、気持ちの良い空白を体の中に感じました。疲労回復物質のビタミンB群や、でんぷん、食物繊維がたっぷりと含まれており、体が整っていく感覚を味わえますよ!

鳴子エリアを散策

鳴子御殿湯駅のお隣の駅・鳴子駅へ移動し、鳴子温泉郷を散策しました。
鳴子温泉郷は1200年の湯歴を持つ日本屈指の古湯で、奥州3名湯の一つにも数えられます。

<公衆浴場・滝の湯>

入浴券を入り口の自販機で買ったり、番台さんがいたりと、昔ながらの懐かしい雰囲気が漂う「滝の湯」は、地域の人々から旅行者まで、たくさんの人に親しまれているそう。

こちらの温泉は、旅館大沼とは異なる泉質の硫黄塩泉で、白濁としたお湯と硫黄の香りが特徴的でした。
近くには鳴子温泉神社もあるため、ぜひセットで行ってみてください。

<こけしの絵付け体験>

モニターのオプションアクティビティとして、こけしの絵付け体験をしました。

無心で絵筆を動かすと、心の中の喧騒が静まり、高いリフレッシュ効果が期待できるとのこと。

普段、指先に集中することが手は震えまくりでした(笑)。
分かりやすい説明や見本もあり、初心者でも楽しく伝統工芸に触れることができますよ。

湯治ワークの沼にハマる

2日目にして、仕事に行き詰まったら入る、手先が冷えてきたら入る、など、湯治ワークのリズムを掴めてきました。

お湯を数分「まとう」だけで満足できるのも、温泉ならではですね。

<貸切露天風呂『母里の湯』>

午前中は、宿から徒歩10分の場所にある「母里の湯」に車で連れて行っていただきました。


サイトを拝見した時から、心惹かれていたお風呂。森の中での入浴は、日頃のストレスから解放された贅沢な時間でした。

紅葉の時期はいっそう綺麗な景色を眺められるため、ぜひまたその時期にお邪魔したいです。
※このお風呂は「快浴洗心」といい、心を洗う場所のため、石鹸やシャンプーの備え付けはなく、持ち込みもできません。

<混浴大浴場『薬師千人風呂』>

昔ながらの混浴大浴場ですが、女性専用の時間帯(この時は19時半〜21時)もあり、安心して入ることができます。

壁には画家・高畑典子さんが描く天子の絵が一面に描かれており、何とも不思議な力を感じる空間です。

3日目

2日目の夜は、宿泊していた方と話が盛り上がってしまい、1時過ぎに就寝したのですが、目覚めはすっきりでした。 

朝日を求めて「陽の湯」へ

太陽の昇る東向きに位置するお風呂で、宿の方に「朝日が見えますよ。」と教えていただいたので、期待を込めて行ってみましたが…生憎の雨模様で空はどんより。

今度はぜひ天気のいい日にリベンジしたいです!

浴槽内には高温で焼いた備長焼竹炭が練り込んであり、その遠赤外線効果とあいまって純重曹線がさらになめらかになっているそうです。

旅館大沼さんのお風呂はどれに入っても、お肌がつるつるになり、つい自分の肌を触ってしまいます(笑)。

鳴子の食材をふんだんに使った回復食

ファスティング3日目の朝には回復食をいただきます。

地元の食材をふんだんに使った贅沢な朝食で全て食べ切りたかったのですが、胃が小さくなったのか、半分でお腹いっぱいに…。

次回はぜひお食事付きプランを堪能したいです!

後日届いた、宿での睡眠計測結果レポート

宿泊後、2週間ほど経ってからメールで結果レポートが届きました。

宿では、夜遅くまで話が弾んでしまったり、朝風呂のために日の出前に起きたりしたため、睡眠不足という結果が出てしまいました…。

その影響から、自宅での計測よりレム睡眠は少なくなってしまいましたが、深いノンレム睡眠の量は変わりなく、また、中程度のノンレム睡眠に関しては増加していたため、睡眠状態は安定しているという結果になりました。

感覚的にも、日中散策をしたり、数回温泉に入ったりしたことで、普段よりも体を使っていたからか、ぐっすりと眠れました。

自分の睡眠の問題点が数値で見ることができ、その対策を専門家の方にアドバイスいただけるので、実感を伴って改善をしていけるなと思いました。

まとめ

今回は、現代湯治の宿、旅館大沼さんで「睡眠」×「温泉」の実証事業のモニターに参加しました。

「温泉に行くとなぜかぐっすり眠れる」ということを実感した2泊3日でしたが、これは温泉に浸かることだけではなく、以下の要素が組み合わさった結果なのではないかと思いました。

  • 生活圏外で非日常を味わう

  • 散策(散歩)する

  • 何もせず、余白のある時間を過ごす

湯守の方も、「滞在中はできるだけ何もせず、温泉で心身をかけ流し、余白をつくりましょう。何もしないことが、自分への投資、最高の贅沢とお考えください。」とおっしゃっています。

仕事に追われて疲れている方、眠りに不満を抱えている方、ぜひ体験してみてください。

百年ゆ宿 旅館大沼

大崎市

鳴子温泉字赤湯34

宿を確認する

宿の公式サイトはこちら:https://www.ohnuma.co.jp/

FOLLOW US!
MAGAZINE KEYWORDS
Workation MUSIC

OTHER

その他の記事
MEMBERSHIP 新たな旅、新たな体験

ワーケーションは、目的から手段へ。
リモートワーク/テレワークという
新しい働き方だから可能になる
新たな旅、新たな体験をデザインする。

  • MAIL MAGAZINE
    メルマガでおすすめの滞在先のご紹介
  • MY PAGE
    あなたの行った/行きたいワーケーション先保存
  • COUPON
    会員限定のクーポンなどの特典が発行 (不定期)